2026-08-28 公開。
URL を貼るだけでは、AI がそのページを読めないことがあります。
チャット型の AI に「このページを要約して」と URL を渡すと、うまくいくときとそうでないときがあります。 読めない主な理由は次の 3 つです。
- そのサービスに Web を見に行く機能が無い、または今は使えない設定になっている
- ログインが要るページ(会員記事、社内の文書、購入履歴など)で、AI 側からは開けない
- サイトが自動アクセスを断っている
どれも「本文を自分で渡す」ことで解決します。以下、iPhone でそれをやる 3 つの方法です。
方法 1: 共有シートから AI アプリへ URL を渡す
Safari の共有ボタンから AI アプリを選ぶ方法です。手数はいちばん少なくて済みます。
つまずくところ。渡っているのは URL だけなので、上に挙げた 3 つの理由がそのまま残ります。 「読み込めませんでした」と返ってきたら、本文を渡す方法に切り替えてください。
方法 2: ショートカットで本文を取り出して渡す(無料)
ショートカットアプリで、共有シートから呼び出せるものを作ります。
- 新規ショートカットを作り、「共有シートに表示」をオンにします
- 「Web ページの内容を取得」を置きます
- 「リッチテキストからテキストを取得」を置きます
- 「クリップボードにコピー」を置きます(AI アプリのアクションを直接置いてもかまいません)
アクションの名前は iOS のバージョンで少し変わります。
つまずくところ。「Web ページの内容を取得」は Safari のリーダー表示と同じ仕組みで本文を抜き出します。 つまりリーダーが効かないページでは、中身が取れないか、ごく一部しか取れません。 掲示板、ダッシュボード、アプリのような作りのページ、表が主体のページはこれに当たりやすいです。
方法 3: ページの表示内容をそのままコピーして貼る
Safari の機能拡張で、いま画面に描かれているテキストを丸ごとクリップボードに入れ、 AI アプリに貼り付けます。私が作っている全選択コピーはこれをやるものです(自作なので割り引いて読んでください)。
向いているところ。リーダーが効かないページでも取れます。 枠の中だけスクロールするリスト、「…」で省略された部分、入力済みのテキスト、 表(タブ区切りなので AI にも構造が伝わります)まで入ります。
つまずくところ。画像の中の文字は取れません(OCR はしません)。 他のサイトから埋め込まれた枠の中身も取れません。 折りたたまれている部分は、先に開いてからコピーしてください。
渡したあとにつまずくこと
- 長すぎて全部読んでもらえない
- AI には一度に渡せる量の上限があります。長い記事は前半・後半に分けて渡し、 「前半です。まだ続きます」と添えてから続きを貼ると崩れにくくなります。
- メニューやフッターが混ざる
- ページ全体を取ると、ナビゲーションやフッターも一緒に入ります。 「本文だけを対象に要約して。メニューやフッターは無視して」と一言添えるだけで、たいてい正しく扱われます。
- 表が読めていない
- タブ区切りで渡っていれば、たいていの AI は表として解釈します。 崩れているようなら「これはタブ区切りの表です」と伝えてください。
渡す前に確かめてほしいこと
会社の情報や、他人の個人情報を含むページを AI に貼らないこと。
チャット型の AI に渡した内容は、設定によっては学習に使われます。 勤務先の規程で外部サービスへの持ち出しが禁じられていることもあります。 ページに何が含まれているかは、貼る前に自分の目で確かめてください。
また、記事の全文をそのまま公開の場に再掲することは著作権の問題になります。 手元で要約させて読む範囲にとどめてください。
iPhone で Web ページの本文をまるごとコピーする 4 つの方法では、 AI に限らない一般的なコピー手段を、実測データつきで比べています。